#293 引きこもりから大富豪へ(イーロン・マスク)

ついに登場、イーロンマスクです♪

あの電気自動車のテスラ社創業者、そしてあのTwitterを買収してSNSの自由な言語空間を取り戻す方向へもっていってくれていますね♪

アラフィフ単身赴任サラリーマンのえびすたま剛です。

引きこもりから大富豪へ

リバタリアン

リバタリアンとは、他者の身体や正当に所有された物質的、私的財産を侵害しない限り、各人が望む全ての行動は基本的に自由であると主張する人たちのことです。

元々リベラルが自由主義、個人の自由を最大限発揮するという位置づけだったのですが、段々と意味が変わってきて「弱者に寄り添う、少数派の権利を守る」という風に使われています。元々、弱者に寄り添うのは「社会主義」です。

個人個人が自由に儲けたい奴は儲けていい、国は個人に命令するな!というのが本当のリベラルだったのに、国家が管理してちゃんと富の再分配やって、税金をガッポリとって福祉に使いますという意味になっています。これは個人の自由が抑えられる形で、本来のリベラルの意味とは変わってきています。

なぜこうなったのか?世界恐慌の時に、皆が自由にやりすぎたから貧富の差が開いてしまって貧困層の不満が高まってきたので、フランクリンルーズベルトという悪党がですね、この不満を引き寄せるために「私は弱者に寄り添うリベラルです」と言い出します。

この悪党民主党政権の時にリベラルという言葉の意味が変わってしまったのですね。これまでこの意味に相当するのが左翼だったのですが、左翼がリベラルという言葉を盗んじゃったのですね。

そうすると、本当に自由を求めている人たちは「えぇ??じゃ、俺リベラルじゃないじゃない!!」となって、リベラルに変わる言葉として出てきたのがリバタリアンなのですね。

<リバタリアンの思想>
・大きな政府に反対する
・重税に反対する
・自分の生活は自分で守る

いわゆる本当の米国というか、西部開拓民のスピリットですね。彼らは共和党支持になります。

今回取り上げるイーロン・マスクはこのリバタリアンですね。元々の意味のリベラリストですね。それを紐解くところとして、リバタリアンの思想の特徴として、そもそも国家がないのですね。国家なんていらない、この世界で一人で生きていくんだ!ですね。国籍も関係なくなってきます。ここは、その他のグローバリストと共通するところではあります。

イーロン・マスクの生い立ち

イーロン・マスクは米国生まれではなくて、南アフリカ共和国なのですね。1971年生まれで、父親が白人の英国系エンジニアです。生まれた当時は南アフリカではあの有名なアパルトヘイトがあって、10%の白人が90%の黒人・インド系を牛耳っていた世界ですね。

参政権も土地所有権も企業の経営権も全部白人が抑えていたのですね。黒人・インド系は2級市民として何の権利もありません。そして、頻繁に白人警官にボコボコにされるという、そういう人種差別国家の白人家庭に生まれたのですね、イーロン・マスクは。

イーロン・マスクは子供の頃から「これなんか、おかしいんじゃねーか?」って人種差別について思っていたようですね。

白人政権がものすごい情報統制をしていたので、白人が発行する新聞は全て白人が正しい、黒人は頻繁に暴動を起こしてどうしようもない奴らだから、治安機関を使って抑え込んでいるんだ、革命運動を抑え込んでいるんだと報じるわけですね。

当時、南アフリカの白人政権は黒人解放運動のことを共産主義と言っていて、実際に黒人解放運動のバックにはソビエト連邦がいて支援していたのですね。こうやって南アフリカにも当時の米ソ冷戦が持ち込まれて、米国は白人政権のバックにつく形になっていたわけです。

新聞は全て政府の御用新聞で都合が悪いことが書かれるとあの墨塗りがされていたようです。戦後間もない日本みたいですね。

こういう中で成長していくイーロン・マスクは国家というものに対する不信感を持つようになります。

父親が厳しかったようで、自分の心の安らぎを求めてSFに逃げます。50年後100年後の世界がどうなっているかをSFが語っているのですね。

こうやって少年イーロン・マスクの中で、自分があって国がなくていきなり宇宙、という世界観が構築されていきます。そして、この醜い人類社会を何とかして良くしていって人類を救うんだ、と決めたのですね、少年イーロン・マスクは。

そんな少年イーロン・マスクは、友達とは全然遊ばない、本ばかり読んでいるような子で、周りから見ると「この子、ちょっと大丈夫なのかな?」という感じだったようですね。

彼の転機は、9歳の時にご両親が離婚します。父親がいろんなところに女性を作って・・・だったみたいですね。それでイーロン・マスクはその父親に弟と引き取られます。

父親は生活に余裕がある人だったのですが、あまり子供の面倒を見る方ではなかったので、イーロン・マスクは本当に独りぼっちだったようですね。

そして、10歳でコンピューターを買ってもらいます。そこで、いきなりプログラミングの勉強を始めます。当時はネットもWindowsもない、BASICの時代です。それに少年イーロン・マスクはハマります。

そして、12歳で対戦型ゲームソフトを作ってそれが売れたのですね。彼は500ドルを手にします。1983年だと、1ドル≒約240円、500ドルだと約12~13万円くらいでしょうか、大卒初任給が数万円/月というレベルとすると、2~3か月分のサラリーを12歳の少年が得たということですよね。スゴイですね!

そんな少年イーロン・マスクは中学高校時代の学生生活はとにかく悲惨で頻繁に暴行を受けるようなイジメられる毎日だったようです。高校は途中で転校しています。

それで、南アフリカにいてもダメだ、もっとコンピューターの勉強をしようと考えて親元を出ます。母親がカナダ系で、カナダの国籍をもらっていたのでまずカナダに行きます。これについても、父親は全く関与していなかったようで、18歳のイーロン・マスクが全部決めて実行したようです。

生活費は自分で稼ぐということで、カナダの母親の親戚の農場での肉体労働や、製材所で木を切る仕事をしたりしています。そういうことをやりながらコンピューターの勉強もしていたのですね。偉業を成し遂げている人は何かしらで若い頃に苦労していますね。

そして、物理を勉強するということで米国に渡り、ペンシルベニア大学で物理学士を取ります。親の仕送り無しで、スゴイですね。

そして、苦学生イーロン・マスクはこの頃に将来の夢を3つ決めています。

<苦学生イーロンマスクの夢>
①インターネットで国境を越えて繋がって世界を救う
②石油の時代で環境汚染がひどくなるので自然エネルギー(電気自動車)で世界を救う
③(地球はもうダメになるから)他の惑星に移住する

SF好きの方々は当然行きつくところなのだそうですが、普通の人は現実を見て、この夢を諦めていくのですが、イーロン・マスクのすごいところはこれを実現させていっているというところですね。そして億万長者になっているのですよね。

この3つの夢のうち、まず何をやるかでエネルギーだ!と思うわけですね。そして、高エネルギー物理学を学びにスタンフォード大学に入学しますが、なんと2日目に休学します。なぜかというとWindows95が発売されまして、これまでのBASICとは大きく変わっていたわけです。スタートボタンだけで起動して、そしてカラー画面が出てくるという黒画面に緑の文字をポチポチ打っていたBASICとは違っていた。

そして、ネットに繋がっていたのですね。一般人がインターネットを使い始めたのがWindows95だったのですね。

ここで、インターネットは元々軍のテクノロジーだったのですが、冷戦が終わったということで当時のクリントン政権が民間に開放するとなってオープンにしたわけですね。そのインターネットにつなげるツールとしてWindows95が爆発的に普及していったのですね。

学生イーロン・マスクは思います。高エネルギー物理学なんて学んでいる時ではない!!と。これからはネットだ!!と。

そして、Netscapeという会社に入社しようとします。そこで、履歴書を持って面接に行くのですがなんと気後れしてしまって、「俺、こんな会社で無理だ!」と言って逃げてしまいます。内に籠ってしまう自分は会社勤めはダメだ!!と思うのですね。

そして、弟と起業します。会社勤めがダメだから起業するってのもスゴイですよね。この時にイーロンマスクが普通に他人とコミュニケーションを取れる人であれば、Netscapeに入社して1技術者として終わっていたのかもしれません。

茂木誠さんがいいことを言っています。

あなたの弱点が実はあなたの未来を切り開く

起業家への一歩

イーロン・マスクは弟とZip2という、地図と電話帳を結び付けたソフトのアプリの会社を作ります。お金がないので、賃貸オフィスで寝泊まりしながら仕事をする生活をして、やっと完成させて動くことができたので、それをニューヨークタイムズ等が買ってくれたのですね。現代のGoogle Mapみたいなものですね。

そして、コンピューターソフト大手のコンパック(現在は合併してヒューレットパッカード)が3億700万ドルで買ってくれたのですね。イーロン・マスクは自社株を7%所有していたので、これで2200万ドル(約2~30億円)を手にします。これでやっと貧乏から解放されます。この時イーロン・マスクは23,24歳くらいの時です。

よくわからない学生が作ったソフトを3億ドル出して買うという米国企業もスゴイですよね。投資のモチベーションが非常に高いです。

日本だったらありえないのではないでしょうか?一部上場企業の経営層がそのような判断ができる人がいますかね?まずはこれまでの実績とか採用されてきた会社とか、失敗した時の責任回避の理由探しから見ちゃうんじゃないですかね? 豊田章男さんなら、ちゃんと投資判断ができそうな気がしますが。

次にイーロン・マスクはネットショッピングができないかとネット決済システムの会社を立ち上げます。X.comという会社です。・・・TwitterがX(エックス)に変わりましたが、このあたりから着ているんですかね??

それで、これがバカ売れしたそうです。さすがX(エックス)ですね。半年で20万人登録です。Youtubeだと一気に銀の盾をもらっていますね。

ところが、Paypalというライバル企業が現れます。そこでPaypalを立ち上げたピーター・ティールと話し合って合併することにします。ちなみに、このドイツ人のピーター・ティールもリバタリアンです。民主党の大きな政府が大嫌い。話もスムーズに進んだのでしょうね。ピーター・ティールはのちにトランプ支持になります。

PaypalがeBayに買収されて、筆頭株主だったイーロン・マスクは1億7000万ドル(約200億円)を受け取ります。イーロン・マスクは億万長者へまっしぐらです。

ここで、新エネルギーと宇宙に手をかけていくことになります。ようやくテスラですよ。テスラとロケット打ち上げのイーロン・マスクとして知られていますが、それまでもスゴイですね。この段階でまだ30歳くらいですよ。

皆さんが良く知るイーロン・マスクは続編へ!!

今日のTwitter(しぅく)

しぅくさん、この幼さとこの巨○のアンバランスさがステキですね~♪ 

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