#241 アトミックボムの真実

8/6は1945年に広島に原爆が落とされた日ですね。

この時期になるとおそらく戦争に関する放送があっているのかな、NHKで。でも、最近えびすが子供の頃に聞いていた話とまったく違った真実が見えてきているようです。

アラフィフ単身赴任サラリーマンのえびすたま剛です。

原爆投下の真実

米国の原爆計画

米国はドイツとの開発競争で原発開発が始まって、当初から投下対象はドイツではなく、日本だったそうです。

1943年5月の会議では太平洋トラック島に集合している連合艦隊に落とすことが大勢の意見で、当初原爆を人々の頭の上に落とすという発想はなかったのですね。

これを人々の頭の上に落とすという大転換がなされたのが1944年9月のハイドパーク会談でルーズベルト米国大統領、チャーチル英国首相が会談し、ハイドパーク覚書を交わしています。ここで、原爆を日本人の頭の上に落とす、そして日本人が降伏するまで繰り返し投下することが合意されています。

戦闘員ではない一般の日本国民に対する攻撃が1年前に合意されていたのですね。

広島平和記念資料館にある一次資料を元に原爆投下理由を以下3つを挙げています。つまり、日本を降伏させることが目的ではなかった、戦況に応じた作戦ではなかったのです。

①最初から投下対象は日本
②莫大な原爆開発経費の国内向け正当化
③核による戦後覇権確保(戦後ソ連勢力拡大の抑止)

なぜ2発目が投下されたのか?

なぜ2発目が投下されたのか?という質問に対する答えとして、以下の2つの系統があったのでどちらか一つだけというわけにはいかなかったという言われ方がされています。

・広島 ウラン型原爆(リトルボーイ) テネシー州オークリッジ研究所開発
・長崎 プルトニウム型原爆(ファットマン)ワシントン州ハンフォード研究所開発

しかし、本当は「なぜ2発目を投下したのか?」ではなくて「なぜ2発で止めたのか?」という質問の方が本質に沿っているようです。

原爆投下の効果として挙げている戦後の核覇権や開発費の費用対効果を考えると、1発より2発、2発より3発、3より5、5より10となるわけです。

ジョージマーシャル図書館に保管されている資料で2020年8月に機密解除されたもので、マンハッタン計画の最高責任者グローブス将軍が主要メンバーに宛てた8/10付け指令書に「3発目は8/17以降に投下できる」と記載されています。当初8/24以降の計画であったので、前倒しができるという意味のようです。

同じ8/10に「トルーマン大統領は原爆投下の非人道性を初めて認識した」、とヘンリーウォレスという閣僚の日記に書かれています。8/6広島、8/9長崎の状況の情報が入ってきて気が付いたということなのでしょう。

原爆投下の実務の最高責任者ハル将軍とシーマン大佐(マンハッタン計画の最高責任者グローブス将軍の補佐)の、8/13の電話会議の記録には、以下のようなことが書かれています。

・2発の原爆は絶大な効果を日本人に及ぼした
・繰り返し落とすという当初案に沿って8/19に3発目を投下できる
・9月に4発目・5発目、10月に6~8発目、そして10日置きに一発ずつ落とすことができる
・日本上陸作戦の侵攻前、日本軍を殲滅させるために2発3発をまとめて投下することも検討できる

英国の国立公文書館に残っている資料で、8/14にトルーマン大統領と会談したジョン・バルフォア英国公使の英国への報告伝聞には、「トルーマン大統領は3発目を東京に落とす。それ以外の選択肢は考えられない。」との記載が残っているようです。上記にあるように、トルーマン大統領は8/10に原爆投下の非人道性を認識しています。

そして、8/14のPM4:05(ワシントン時間)にホワイトハウスに日本のポツダム宣言受諾の報告が入って、原爆投下はそこで終了せざるを得なかった、ということですね。

つまり、原爆投下がなぜ2発目で止めたのか?、に対しては、日本が8/14にポツダム宣言を受諾したから、なのです。

日本が降伏しなければ、彼らは落とし続けるつもりだったということです。この事実を、現在の英米首脳は当然知っているでしょう。

日本人はちゃんと知っておかないといけない事実ですね。

誰のための情報発信?

本当に日本人が知っておかないといけない情報がなぜ学校やテレビ・新聞で発信されていないのか?については、「#225 支配者のお金の稼ぎ方」で紹介しています。

彼らに期待してもしょうがないのでしょうね。適切な情報は自分たちで選んでいくしかありません。自分ですべての情報を一次資料から取りに行くのは大変なので、信用できる情報を発信している人を適切に選んでいくことなのかなと思っています。

林千勝さんは昭和史・戦史を専門とされている近現代史研究家で、一次資料を元にした情報発信をされていて非常に参考にさせてもらっています。

林千勝さんは「#225 支配者のお金の稼ぎ方」の中で参考書籍としてご紹介していますので、ぜひご覧ください。

七人の日本人、ユダヤ人との攻防
近現代史研究家 林千勝著、経営科学出版

基本的に支配者の思考は欧米の植民地政策の歴史が物語っていると思います。調和ではなくて搾取なのですね。

原爆投下の裏側についても、ベースにそのような思考があるのだと思います。

今の日本と米国の関係は例えると「強○された女性が強○された後も、ずっと強○魔に守ってもらっていて、強○魔からはいつも守ってやっているんだからってことで、今でも強○されることを強要されていたり、風の谷で働かされて収入を上納金として持っていかれているようなもの」だと思います。

今でも強○されつづけていることを今の日本人は知っておいた方がいいと思います。

彼らがなぜ日本に対してこのようなことをするのか、というのは根底に「日本に対する恐怖」があるからと思います。彼らは根底で、日本人に対するビビり、を持っています。今の支配者がどの程度、今の腑抜けた日本人に恐怖を感じているのかわかりませんが。

日本の政治家にはこれら背景を踏まえた狡猾さがほしいところですね。今はその狡猾さがあってもそれを日本人に向けるので、支配者に向けてもらいたいですね。

今日のTwitter(猫乃ここ)

9/3(日) 猫乃ここさんのプール撮影会! 行きたい!行きたい!行きたいなぁ~♪

仙台、行きたいですね♪

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