デフレのときにやるべき対策がわかっているのに、なぜそれが日本政府はできないのか?ということを、藤井先生がわかりやすく説明してくれています。今回は「#221 君たちはまだ長いトンネルの中①」からの続きの回になります。
アラフィフ単身赴任サラリーマンのえびすたま剛です。
↓加藤小夏さんがかわいいので、また貼っちゃいます♪
日本を破壊するプライマリーバランス規律
貨幣制度の歴史
「#220 搾取され続ける人にはなりたくない」でも触れていますが、資本主義が始まった当初は金本位制で金の保有量に対して貨幣を発行していたのですが、経済が発展してくるとお金の量が足りなくなって不況になってきて、起こったのが世界大恐慌(1929年)なんですね。
貨幣の量って大事なんだということがわかったので、金本位制から通貨管理制へと移行して貨幣をたくさん供給できるようにしたんですね。
それで、世界経済はどんどん成長していくことになったわけですね、日本も含めて。
プライマリーバランス規律って?
お金の市場への供給については、「#220 搾取され続ける人にはなりたくない」でも触れていますが、政府が国債を発行して日銀に買わせてそこで得られたお金を市場に供給しますので、最初は政府が国債を発行しないといけないわけです。
ですが、プライマリーバランスの黒字化目標が設定されているので、これはどういう意味かというと国債発行を禁止しますと言っているわけです。市場にお金を供給しませんというルールなんです。
こういうことをしているのは世界で日本だけです。
プライマリーバランス規律がある限り日本は経済成長できないのですね。外国は自由に自国の判断で貨幣供給をしているので、どんどん経済成長していきます。
一方、日本は約30年間停滞したままです。
相対的にどんどん日本経済の影響力は低下していて、バブル当時は全世界のGDPの2割弱を占めていたのが、現在は5~6%といったところです。当時の1/3ほどに日本の影響力が低下しているわけですね。
現在でもプライマリーバランス規律はまだありますし、岸田っちは現在坂道コロコロ爆走中ですので、放っておけば、日本のGDPは世界の人口比率と同等レベルになって先進国でもなんでもなくなります。
本質的に日本は世界が欲しがるモノを提供できる能力がありますから、普通にやっていけば問題なく経済成長していけるんですけどね。
頑張るとかいう話ではなくて、適切にお金の量を調整するために、今はどんどん供給して世界の経済成長率に合わせて日本も成長していかないといけないんですね。
藤井先生はプライマリーバランス規律ではなくて、対世界相対成長率規律にして、世界の経済成長率よりもプラスになるまでお金を供給しなければならないというルールにした方が良いと提案されています。
これは、基本どの国でも実施されているようですね。現在、コストプッシュインフレの状態ですので、世界100か国以上で減税措置、消費税の減税をしています。
やっていない、というかこんな状況で逆に増税するなんてのは日本だけ😱😱😱
プライマリーバランス規律の導入
プライマリーバランス規律というのは、小泉政権の頃に竹中平蔵が日本に持ち込んだ概念で、プライマリーバランス規律の導入を財務省にさせたのですね。何やってくれているんでしょうか?
そこから日本が変になっていきましたね。
日本を衰退させるルールって知らないところで、すんなりどんどん決まっていくんですよね。
同じように対世界相対成長率規律にすんなり変更すればいいのに、日本のためになる政策についてはこれがまたすんなりやらせてくれない。なんででしょうね?笑
今日のTwitter(三丸さーや)
夏はさーやさんの季節ですね! この撮影会、参加したかったなぁ~♪
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